➀ 思考する
指定された語数で書ききるための全体像を練る。そのための流れは以下の三つ。詳しくはA Guideline for Essay Writingにて!
ⅰ 出題を読み、表現する内容を抽出する。
ⅱ 抽出された内容を、なじみの順に配列する。
ⅲ 配列された全体を見て、違和感や語数不足などを調整する
② 書く
自分が知っている英語で、読み手が理解しやすいように書く。あえて複雑な構造にしない。
考え方にもよるとは思うが、書くときには辞書は引かないという方針です。表現力が足りないのであれば、インプットにエネルギーを注ぐこと(おすすめは例文暗記)。辞書を使うと、普段表現できない部分も書けてしまうからです。辞書に馴れる⇒その解像度で書こうとする癖がつく⇒試験の現場では辞書が引けない⇒書けない。この最悪なサイクルに陥らないように! 試験で辞書が基本使えないことを度外視すれば、自由に辞書を引いてほしいんですけど…
③ 添削してもらう
自由英作文の添削ができる人に見てもらう。
論の飛躍になっていないか、説明不足になっていないか、思い入れが行き過ぎて異常な細かさになっている部分はないか、世間に流布している安直な因果関係を入れて満足していないか、無駄な繰り返しはしていないか、論を組み立てるうえで不要な文章はないかなど、自分では見抜けないミスを指摘してもらおう。
論のずれがある時に、やさしい先生は、「こうするといいよ」と、例を出してくれようとします。その時に「ちょっと待った!」と言って、自分で考える癖をつけよう。ただし、「論の飛躍がある」、「論理的ではない」という言葉だけではなく、なぜその論がずれていると感じられるのか、必ず理解しておくこと(理解できない場合、添削してくれた先生に、そのずれているという感覚を説明してもらうこと)。
④ 繰り返す
論の飛躍など、欠点が見つかったなら、もう一度そのお題に取り組む。
⑤ 完成したら?
英語自体の訂正をして、完成した作品に仕上げる。
添削のやり取りの中で、自分がつまづいた論の飛躍など、あなたの欠点は、大切な情報です。それをルーズリーフに、ひとつひとつまとめておきましょう。試験前に、それだけ見れば復習が一瞬でできる道具を作る!