僕のうっすらとした韓国語力によると、「1万ウォンください」は「まのんじゅせよ」です。「まのん」が「1万ウォン」、「じゅせよ」が「ください」くらいの対応関係です。おそらく、例文でそのまま暗記したんだと思いますが、しばらくしてから気づいてしまいました。
韓国語の「まのん」は、直訳をすると「万ウォン」で、「1」に当たるものが入っていないということを。
よくよく考えてみると、1,000 wonを意味する「ちょのん」にも、100 wonを意味する「べごん」にも、「1」を入れません。念のため、確認しておくと、2,000 wonは「いちょのん」で「2(い)」が、500 wonは「おべごん」で「5(お)」が入ります。
langnerd
うわー、「1(いる)」は入れないんだーと、言葉の不規則性がこんなところにもあるぞ、とにニヤニヤしていたところ、さらにハッとしてしまいました。
langnerd
日本語も。。。同じ?
langnerd
そういえば、日本語は、「1,000円」のときも「100円」のときも、「せんえん拾っちゃったー」とか「ひゃくえんおごってよー」のように、「1」を入れていない…。「いっせんえん貸してくださいー」なんて言おうものなら、母語話者じゃないことが即バレしてしまうってやつです。
日本語でもそうだったなんて、今の今まで気が付かなかった。。。
ん?さらにさらにさらに考えてみると。。。「10,000円」のときは「まんえん」って言わないで、「いちまんえん」のように「1(いち)」を入れる!!!
langnerd
こんなところに不規則が潜んでいたなんて!
脳の片方では、きっと日本語学習者はこの不規則に、憤慨しているに違いない!!!と思いながら、脳のもう片方では、言語ってうつくしーなーと、にまにましているのでした。
langnerd