音読の方法
素材は、身の回りにある英文であればなんでも構わない。条件は、授業などを通してその英文の内容がわかっているということ。以下、Langnerd Caveでの考え方をまとめておく。
1. そもそも、読解しているときって、頭の中、どういう状態?
まず共有しておきたいのが、読解しているとき、頭なのかはどうなっているのかということに関して。Langnerd’s Caveでは、その状態を、英語で書かれている文章を目にしながら、それが伝えようとしている内容・状況・におい・手触りなどのイメージを浮かべることに集中している状態と考える。
2. 音読とは?
文章を見た時にイメージが短時間で浮かぶようにするための、英文にイメージを貼りつける、繰り返しの行為。
3. どうやって音読するの?
イメージに集中しながら、長文に触れる。授業などを通して理解したものを、ゾーンに入り込める(集中状態になる)まで繰り返す。
読んでいるときに集中するのは、あくまでのその文章が伝えようとしているイメージ。それを理解するために必要だったかもしれない情報(出てきた単語の派生語や、構造分析、それを解説してくれた授業担当の先生のセリフなど)では、浮かべる必要なし。アタマのナカの情報を処理するリソースを、可能な限りできるだけ、イメージを浮かべることに投資しよう。
「音読」という表現と矛盾するかもしれないが、集中状態になった時は、もしかしたら、「声」はなかなか出せないかもしれないし、読解ということに限れば、必須のものではないかもしれないと考えている。集中できるのであれば、出していてもかまわないくらいで考よう。
4. なぜ音読をするのか?
端的にいうと、読解のスピードを上げるため。3.のようなやり方で音読をすると、新しい長文に取り組むときに、見たことのある、もしくは似ているような表現や、構文、構造が出てくる可能性が上がり、少しずつ自然に、処理速度が上がる。